病気が原因かも!?若白髪は不規則な生活以外でも生えてくる

「髪は血余なり」という言葉を聞いたことがありますか?東洋医学では、血の余りが髪になると考えられています。

この不思議な関係を解き明かしていくと、白髪が生える謎も明らかになるのでは!?

そこで、血液と髪の毛の関係、白髪が生えるメカニズムや若白髪となる要因、そして白髪が予兆として現れる病気などについてご紹介していきたいと思います。

なぜ髪の毛は血余なのか

早速、髪は血余と呼ばれるのはなぜなのかを、毛髪生成のメカニズムを見ながらお話していきましょう。

髪の毛の生えるメカニズム

血余を理解するために、髪の生える仕組みをサラッとおさらいしましょう。

毛髪は頭皮の下部にある毛根で支えられています。この毛根、先端には球根みたいな形の毛球という部分、さらに底の部分に毛乳頭があります。そして毛乳頭を囲むように毛母細胞があり、その合間に色素細胞が存在します。

毛が生えるためには栄養が必要。その供給をしているのが毛乳頭で、毛細血管から栄養(血液)を受け取り、それを毛母細胞に届けます。毛母細胞は細胞分裂をしながら髪の毛を作り出します。

生まれたての毛は白ですが、色素細胞(メラノサイト)は毛母細胞と隣り合わせてメラニン色素を作り、それを毛母細胞に渡します。このメラニン作りに欠かせないのがアミノ酸のひとつチロシンです。

メラニンを渡された毛母細胞は細胞分裂を繰り返しながら、色素を取り入れて髪の毛を成長させます。

髪の毛は体内のはじっこにある

髪の生えるメカニズムや色のつく仕組みがわかりました。そして、髪を作り出すには血液が関係していることはお気づきになったことでしょう。

ですが栄養供給を行っている毛細血管は血管の中でも末端です。さらに毛髪も体の中では末端に存在するので、栄養補給の優先順位はかなり後回しになります。

つまり、「血が余る=エネルギーが十分」でないと、髪の毛はよく育たないどころか、トラブルが現れてしまうわけです。

髪の毛の生成には血液が欠かせないことがわかったところで、次の項目でこの血余の観点から若白髪のできる謎に迫ってみたいと思います。

血液の質が若白髪の原因かも?

若白髪ができる大きな原因として、不規則な生活習慣は周知の事実ですが、それ以外の要因として、血液の質をチェックしていきましょう。

白髪の生える仕組み

前述の項目で、髪の毛に色がつく仕組みをお話ししました。

メラノサイトが作り出すメラニン色素が大事な役割を果たしていましたね。ですが、もし何かトラブルが起こってメラノサイトの働きが衰えたり、色を作るために必要なチロシンが不足したりしたら、メラニン色素は作られなくなります。

メラノサイトの機能が衰えるとしたら、栄養(血液)が十分に届いていないことがまず考えられます。

若白髪、血行不良と栄養不足に注意!

血液や栄養が頭皮や細胞に十分に届かないと、どんなことが起こるのか表にまとめてみました。

血行不良

栄養不足

  • 頭皮に酸素、栄養が届かない
  • 血行が悪いので血液はドロドロになり質が落ちる
  • 血管の動きが少ないので頭皮が固くなり、髪の成長を妨げる
  • 毛母細胞の細胞分裂が十分でないため発毛不良に
  • 髪の毛生成に必要なたんぱく質が不足
  • ミネラル(亜鉛、鉄分、銅など)不足でメラニン生成が不十分に
  • ビタミンEが不足して血行不良に
  • 頭皮の細胞が弱まり機能が低下

血行不良になると、栄養は血液に乗って流れようとしても末端まではなかなか届きません。逆に、血流がよくても栄養が不足していれば、髪の毛を作り出すことも難しくなります。

本来白髪を作り出すのは老化が一番の原因ですが、不規則な生活による免疫力の低下、ホルモンバランスの崩れに加え、血流や栄養も大きく白髪に関与していますね。

不規則な生活・血行不良・栄養不足この3つが、がっちりと手を組んでしまわないようにする、ここに若白髪改善のキーポイントがあるようです。

では次に、白髪が予兆として現れる病気がありますので、それについてお話していきましょう。

病気が原因で生える白髪について

病気の症状の一つ、予兆として白髪が出てくることがあります。「この頃急に白髪が出始めた」と気づいた時は、ほかの症状も現れていないか注意してみましょう。

尋常性白斑

皮膚色素を作る機能の損失で、皮膚の一部が白くなってしまう病気(白斑)です。

頭皮に白斑が出ると、その部分が束状に白髪になって生えてきます。

甲状腺機能低下症

身体の新陳代謝をコントロールする甲状腺の働きが低下して起こる病気です。

ガラガラ声になる、いつも寒いと感じるなどの症状が出て、それから抜け毛や髪が細くなったり、白髪が出たりします。

悪性貧血

胃粘膜の萎縮でビタミンB12や葉酸などの吸収障害が起きる病気です。

白髪が生えてくるほかにも、下痢、排尿障害などが体に現れるようになります。

フォークト・小柳・原田病

白血球のひとつ、リンパ球がメラニン色素を持つ細胞(皮膚、骨髄、内耳、ぶどう膜、頭髪など)を破壊する病気。

風邪によく似た症状(発熱、体のだるさ)が出るほか、目がかすむ、めまい、耳鳴り、難聴、白髪なども症状として現れます。

自律神経失調症

交感神経・副交感神経からなる自律神経はホルモン分泌に関わっています。自律神経が乱れると、頭痛、微熱、倦怠感、食欲不振、不眠などの症状が出たり、胃腸障害や血行不良になったりします。

また、成長ホルモンなどの分泌にも影響をきたすので、髪の代謝も低下します。

不規則な生活やストレスを改善していくことで自律神経を整え直すことができます。

胃腸障害(胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など)

胃腸障害を起こすと、白髪が出る・増えることがあります。

栄養の吸収は胃腸から行われるので、障害が起きると栄養不足になり、髪の毛にも影響が出てしまいます。

しかし、胃腸障害を治せば栄養不足も改善されます。

腎臓機能の低下

腎臓は血液をろ過する役目をしていますが、機能が低下すると老廃物の処理がうまくゆかなくなるので血液の巡りが悪くなります。

血行不良は前述のように白髪を作り出す要因になりますから、塩分を控える、水分補給をこまめにする、トイレを我慢しないなど腎機能を低下させないように注意しましょう。

妊娠・出産

女性にとって妊娠・出産は人生に大きく関わってきます。病気ではありませんが、妊娠・出産で体には様々な変化が起こります。

妊娠や出産(授乳)時期は、胎児を育てる為に、授乳中も赤ちゃんに優先的に栄養が回されるため、お母さんは必要な栄養が不足しがち。またホルモンバランスも崩れ、ストレスも多くなることから、白髪なども出やすくなります。

バランス食を心がけることはもちろん、助産師、産科医と相談して不足しがちな栄養をサプリなどからも補給するようにしてみましょう。

 

上記以外には、白髪が急激に増えるウェルナー症候群やプロジェリア症候群、コケイン症候群、ロスモンド・トムソン症候群などの早老症がありますが、いずれの病気も特殊なケースです。

若白髪、病気なの?それともほかのことが原因なの?

白髪が予兆として現れる病気をご紹介しましたので、若白髪が出て気になる方は、白髪が出始めたと同時にほかの症状が現れていないかどうかをチェックしてみてください。

もし、少しでも疑問があるようなら、まず内科を受診してみましょう。さらに専門的な診察が必要なら内科の先生から皮膚科や総合病院への受診を勧められます。

受診の結果、病気の心配が除かれたら、ここは「血余」の充実を図ることが若白髪改善の目標ですね。

不規則な生活・血行不良・栄養不足のがっちり3つ巴にさせないために、ちょっとした努力を毎日の生活に取り入れましょう。

ポイントを表にしてみましたので、参考にしてくださいね。

改善したい点

どんなふうに改善?

不規則な生活

・起床と就寝時間を決める

・朝食は必ず摂る

血行不良

・首と肩のストレッチを日に数回行う

・長時間イスに座る方:ふくらはぎ(第2の心臓)を軽く叩くかマッサージを一日数回行う

・駅は階段を利用し、カフェインと煙草を減らす

栄養不足

・栄養バランス食の和食を一日に一回取入れる

・ジャンクフード、炭酸飲料を減らす

もう一つ、寝る前のPCやスマホ利用に置き換えて、本(紙の書籍)を30分ほど読むようにしてみましょう。脳がリラックスできるのでよく眠れるようになります。

まとめ

若白髪は、病気が原因なのか、それ以外のものが原因なのかとてもきになるところですが、病気と決めつけてしまう前に症状チェックや受診をして、まず精神的なストレスを除きましょう。

また、できることから始めてできることを増やしていく改善方法を取り入れながら、生活習慣並びに食生活すべての面にバランスが取れるようにしていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です