男性でも簡単にできる白髪染め、ヘナって一体どんなもの?

最近は女性だけではなく男性も、化学成分に頼らない“オーガニック思考”の方が増えてきましたね。実は白髪染めも、自然の力だけで染められるものがあるってご存じでしたか?

それが植物染料【ヘナ】です。とは言え、ドラッグストアや百貨店でもまだまだ隅っこにポツンと置かれているだけで、あまりみなさんに馴染みのないヘナ。一体どうやって白髪を染めるのでしょうか?今回はヘナが髪を染める仕組みから使い方まで、詳しく見ていきたいと思います!

植物の力で染めるヘナって一体なに?

日本の白髪染め界では注目度がやや低いヘナ。しかし、ヘナ自体の歴史は相当古く、世界的に見るとクレオパトラが生きていた時代から使われています。そんなヘナの基本プロフィールから、まずは見ていきましょう。

ヘナの基本プロフィール

正式名称/学名

ヘナ(ヘンナ)/Lawsonia inermis

和名(他の呼び方)

指甲花(シコウカ)、ツマクレナイノキ、エジプトイボタノキ

科名/属名

ミソハギ科/シコウカ属

原産地

エジプト、インド、北アフリカなど

ヘナは、温かい地方でとれるミソハギ科の植物で、地中海南部や西部では春(4月~5月頃)に香りのある白や赤の花を咲かせます。

もしかしてヘナの花が白髪染めの染料になっているの?と思った方もいらっしゃるでしょうが、正解は違うんです。ヘナで白髪が染まる秘密は花ではなく、実は葉の部分に隠されています。

ヘナで髪の毛が染まる仕組み

ヘナの葉には、ローソンという橙色の色素が含まれています。このローソンが実は白髪染めのカギ。

ローソンはタンパク質と合体する力を持っている成分で、私たちの髪の内部にあるケラチンというタンパク質とくっついて色をつけます。ですから、この原理でいくと髪以外の体毛や皮膚、爪など、タンパク質でできているものは全てヘナで色をつけることができるってわけです。

ただし、先程伝えた通り、ヘナの色素は橙色。従って、白髪を黒く染めることはできません。

ヘナの使い方は?

ヘナの葉をそのまま髪に擦りつけても白髪は染まりません。どのように白髪を染めるのかというと、まず葉を乾燥させます。

その後、粉末状にし、それをお湯に溶かしてペースト状にして使います。何だかすごく手間がかかるように感じますが、日本では最初から粉末状にしたヘナが販売されていますのでご安心くださいね。

ヘナのメリット・デメリットを覚えておこう!

ヘナを使う前に、ヘナのメリット・デメリットを一度見てみましょう。

ヘナのメリット

ヘナのメリットといえば、何といっても余計な化学成分を使っていないということ。

化学成分に頼らないと、どんな良い点があるのでしょうか。

髪や地肌にやさしい

ヘナは染料だけではなく、古来より火傷や打撲、皮膚病を治療する天然の薬としても使われてきました。そのため、地肌の汚れを取り除き、健康な頭皮を保つことができます。また、天然のトリートメント効果で、髪にハリやコシを出すことも期待できます。

脱色効果を持たない

脱色効果を持たないヘナは、一度化学染料(ヘアカラーやヘアマニキュアなど)で染めてしまった髪や、パーマをあてた後の髪を染めることだってできちゃいます♪

ただしヘナの後にパーマをかけると、せっかく染めた髪色が落ちてしまうので、パーマはヘナを使う前に行いましょう。

ヘナのデメリット

一方、天然成分ならではのデメリットもあります。

色が浸透するまで時間がかかる

ヘナは化学染料と比べて、髪に色がつくまで時間がかかります。ヘナを塗った後は短くても30分~1時間以上、放置しなくてはいけないため、時間に余裕のあるときにヘナを使用することをオススメします。

髪がきしむ

最初のうちは髪がきしんでいると感じることがあると思いますが、これはトリートメントなどでコーティングされた成分が、ヘナによってとれてしまったときに起こること。髪が“本来の状態”に戻ってきたという証拠です。ヘナを続けていくうちに自然と髪が健康になっていきますので、最初のうちは我慢しなければいけません。

独特の香りがする 

これは人によって好き嫌いが分かれますが、ヘナはお茶のような独特の香りがします。

男性はこの香りを好む方が多いようですが、もしどうしても苦手だと感じるのであれば、紅茶などを少し足してみるとにおいが軽減されますよ。

市販品のヘナの使い方・注意点

次は実践編です。使い方は前述で簡単にお話ししましたが、実際にやってみると結構ヘナって塗るのは簡単なんですが、ペーストづくりや放置時間が面倒なんですよね。

しかし、髪にも頭皮にも確実にやさしいヘナ。体のことを思いやるのなら、是非使ってみてはいかがでしょうか。最後に、ドラッグストアや百貨店で購入可能なヘナを使う際の注意点をお話したいと思います。

使う前は必ずパッチテストを!

いくら天然成分のヘナとはいえ、パッチテストは必ず行って下さい。

  • 植物アレルギーだった
  • 市販品のヘナに微量の化学成分が入っていた

このような場合、かぶれを引き起こす可能性も十分に考えられます。

ヘナの選び方に関しては、以下の記事をご参照ください。

ペーストづくりにも注意が必要

ヘナをペースト状にする際は、温度やかたさに気をつけましょう。

ヘナを溶かす際のベストなお湯の温度は、お風呂よりも少し熱と感じるぐらいの50度前後がおすすめです。

また、ペーストはマヨネーズ程度のかたさになるように作りましょう。あまり硬すぎても頭に塗りづらいですし、だからといってゆるすぎては液ダレしてしまうことがあります。

ペーストは使う分だけ

ヘナは一度ペースト状にしてしまうと保管ができなくなってしまいますので、使う分だけペースト状にしてくださいね。万が一作りすぎた場合は、仕方がありませんが捨ててしまいましょう。ちなみにヘナは自然の成分ですから、排水溝にそのまま流して捨ててしまっても問題ありません。

使うヘナにもよりますが、ショートヘアで20g、ロングヘアで100gが適量です。ただし、説明書に使う量が記載されている場合はそちらの量を参考にしてくださいね。

塗り方で気をつけることは?

ヘナの場合は髪が染まるまでに時間がかかるため、どこから塗り始めてもOKです。

わたしは【前髪→右サイド→左サイド→後頭部】がスムーズで塗りやすいと思います。

塗り終わった後はラップで頭をつつみ、上からタオルを巻いてしっかり保温しましょう。

洗い流すときはいつも以上に丁寧に

ヘナも他のカラー剤と同様、髪に残りやすいため、白髪染めを行った際はいつも以上にキチンと洗いましょう。乳化などをする必要はありませんが、シャンプーをつける前にお湯で丁寧に洗い流すことがポイントです。シャンプーは手短に、1回で終わらせましょう。

まとめ

歴史の古いヘナですが、まだまだポピュラーではないため、存在を知らずに化学染料で白髪染めを行っていらっしゃる方が多いよう。ヘナはペーストづくりや放置時間さえ我慢すれば、だれでも簡単に行うことができる天然の染料。手先に自信のない男性でも簡単に白髪を染めることができますので、是非一度使ってみてはいかがでしょうか。

 


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