利尻ヘアカラーで髪が緑になった!
だから使わない方がいいよ!
…このような内容の口コミを口コミサイトや通販サイトのレビューなんかで見て、びっくりした人って多いと思います。

実際、このように噂を気にして知恵袋などで質問する人も結構多いですし、もし仮にこの噂が本当だとしたら、利尻ヘアカラーを購入するのをためらいますよね!
もしこの口コミを信じちゃったら…
・染まりに不満が出そう
・納得いく仕上がりにならなさそう
・繋ぎとして使いたいけど変な色に染まって目も当てられない状態になったら…
なんて考えちゃうはず。
でも、実はちょっとした注意点さえ押さえておけば、利尻ヘアカラーで緑に染まる心配をせずに、確実に納得できる仕上がりにできるんです!
今回はこの噂の真実に迫りつつ、そんな注意点をまとめて紹介していこうと思います。

このレポ―トは、当ラボで徹底検証をした結果ですので、ご安心してください!
利尻ヘアカラートリートメントの注意点『緑に染まる』の真相

そもそも、利尻ヘアカラーで髪をそめて緑に染まる…これって本当のことなのか気になっている人も多いはず。

もしかして利尻昆布を使ってるから、緑色に染まってしまうんじゃ…
昆布って緑色だし…
本当に緑色に染まってしまうなら、絶対に使いたくないですよね。
そこでまずは、そんな噂の真相から迫っていきたいと思います。
利尻ヘアカラートリートメントだけで染めるなら緑に染まることはない
結論から言います。

「利尻ヘアカラーだけ」で髪を染めるなら緑に染まるってことはあり得ません。

そもそも利尻ヘアカラーに使われている染料を見てみると、『緑』って文字はどこにも見当たりませんし、公式サイトからわかるように利尻昆布は確かに使っていますが、その中に含まれる「フコイダン」って成分を抽出しているだけなんです。
早い話、緑に染まる要素がどこにもないってわけです。

当ラボで検証した実際の染まり具合を見てみると、どの色も緑色に染まらず自然な色合いに染まっていることがわかると思います。
つまり『緑に染まる原因』は別にあるわけで、利尻ヘアカラートリートメントが悪いって事にはならないんです。
利尻ヘアカラートリートメントの色落ちの仕方によっては緑に見えてしまうことも…
そんな『緑に見える原因』の一つとしてあげられるのが、利尻ヘアカラートリートメントで髪を染めた後の色落ちの仕方です。
と言っても、これは利尻ヘアカラーに限らず他のカラートリートメント商品にも言えることなんですが、カラートリートメントって基本的には赤・青・黄の3種類の色のバランスでブラウンやブラックといった色に見えるようになっています。

この3色のバランスって人によって落ち方が違うんですよね。
そのため、例えば上の画像のように赤色が抜け落ちやすい人だと、緑に見えてしまうこともあるってワケ。
もっと言うと、そんな状態の時に利尻ヘアカラーを使ってしまって青や黄がより強調され、赤色がそこまで入らなければ緑に見えてしまうこともあります。
だから、利尻ヘアカラートリートメントに限らず、どのカラートリートメントも赤系の色が強かったりするんですよ。
利尻ヘアカラートリートメントで髪の毛が緑に染まってしまう原因
また、『緑に染まってしまう原因』のもう一つの原因となりかねないのが、利尻ヘアカラーのようなカラートリートメントで髪を染めた”後”にヘアカラーやパーマをすること。
というのも、カラー剤に含まれる『酸化染料』やパーマ剤に使われる「アンモニア」とカラートリートメントに含まれる『HC染料』が混ざることで化学反応が起きてしまい、その結果変色作用が起きてしまうんですよ。
早い話、カラートリートメント×ヘアカラー(もしくはパーマ)って元々相性はそこまで良くないってワケです
それなのに、「利尻ヘアカラーで緑に染まった!」なんて意見が上がるのは、容器から特徴的な原料まで何かと”緑”を連想させるものが多いから。

パッケージと利尻昆布ということだけで判断しないでください!

こうして見てもらうとわかると思うし何度も言いますが、利尻ヘアカラー”単体”で白髪を目立たなくさせるのであれば、緑に染まったと言うことは感じにくいです。
むしろ利尻ヘアカラーは自然に色落ちしていく白髪染めトリートメントだと言い切ることもできそうですね。
美容院の白髪染めと利尻ヘアカラートリートメントを併用したい人の注意点

そうはいってもやっぱり利尻ヘアカラーだけじゃなく、

がっつり染まる美容院での白髪染めを併用したい!
なーんて思っている人も多いはず。
特に、利尻ヘアカラーを美容院の白髪染めの繋ぎに使いたいって人は多いと思います。
けど、美容師って意外に「利尻ヘアカラーとか使っちゃダメ!」って言う人、結構多いんだよね…。

なぜ、美容師は利尻ヘアカラーを敵視しているのでしょう?
美容師から見た利尻ヘアカラートリートメントの嫌な所って何?
美容院の髪染めって基本的にヘアカラー剤、つまりさっき紹介したカラートリートメントとヘアカラーの化学反応が起きてしまう可能性があることも一つの理由なんですが、他にもカラートリートメント特有の染め方との相性の悪さも美容師側から見た嫌な所なんですよね。

上のイメージを見てもらうとわかると思いますが、美容院で行う白髪染めは髪の表面にあるキューティクルを開いてから髪を発色させるのに対し、カラートリートメントは髪の表面をコーティングして白髪を目立たなくさせる仕組み。
つまり、元々カラートリートメントで髪をバリアしているところに薬剤を付けないといけないため、どうしても染まりが悪くなったり色ムラが出やすくなったりしやすいんです。

美容師泣かせの状態になっているのです
加えて化学反応で変な色になる可能性もあるって考えると…、美容師側から見たら「やりたくない、できれば辞めてほしい」って思うのも納得できるんじゃないでしょうか。
美容院の白髪染めと利尻ヘアカラーでキレイな髪を維持するための注意点
だからこそ、利尻ヘアカラーと美容院での白髪染めを併用したい!と思っているなら、下の3つの注意点は最低限気を付けないといけません。
注意点① 美容院に行く2週間前位から利尻ヘアカラーを使わないでおく
早い話、髪に定着しているカラートリートメントの染料を落としてから美容院に行きましょうってことですね。
美容院でのカラー剤で変色しないために私たちが出来るのは、正直な話これくらいしかありません。
美容師とのトラブルを避けるため、納得いく仕上がりにしてもらうためにも、美容院に足を運ぶ1~2週間前から利尻ヘアカラーの使用をやめるようにしましょう。

そうすれば、バリアもなくなって美容師さんも大喜び!
注意点② 繋ぎで利尻ヘアカラーを使ったことをきちんと伝える
その上でだいたいで良いのでいつ頃利尻ヘアカラーを使ったか、どれくらいの期間使い続けているかを美容師にまず伝えておくことも重要です。
あらかじめ伝えておくことで美容師さんもどう対応していくか決めることができますし、トラブルのリスクを減らすことができます。
色ムラや変な髪色にならないために、コミュニケーションは密にとっておくことが大切ってワケですね。
注意点③ ヘアカラー剤を使わない白髪染めも検討しておこう
先ほどから何度も言ってますが、変色や色ムラができる原因はカラー剤の薬剤とカラートリートメントの染料が化学反応を起こしてしまうこと。
でも、これって見方を変えればカラー剤で染めない白髪染めであれば、変色しない白髪染めが出来ると考えることができますよね?
そのため、ヘアカラーにこだわらず、例えば「じゃあ今回はヘナ染めに挑戦してみませんか?」なんて美容師さんが提案をしてきたらお話を聞いてみるのも一つの手ですよ。
ポイント
ヘアカラー剤とヘアカラートリートメントの相性は良くないので、ヘアカラー剤を使用するのが決まっているのであれば、トリートメントの使用を控える
利尻ヘアカラートリートメント単体で髪を染めるときの注意点

さて、上では美容院での白髪染めと利尻ヘアカラーを併用する時の注意点を紹介してきました…が!
利尻ヘアカラートリートメントだけを使い続けていきたい、そんな人にも注意しておいてほしいポイントがいくつかあるんですよね。
最後にちょっとだけ、誰でも仕上がりに満足するための注意点もおさえておきましょう。
注意点① 毎日使うシャンプーが利尻ヘアカラーが色落ちする一番の原因
私たちが何気なく使っている市販のシャンプー。
実はこれこそが利尻ヘアカラーの色落ちがおかしくなる一番の原因だったりします。
というのも、市販されているシャンプーってかなり洗浄力が強く、髪に定着した染料を根こそぎ洗い流してしまうんですよ。
しかも、その上にツヤや指通りを良くするシリコンなどが髪をコーティングしてしまうから、再び利尻ヘアカラーを使ってもなかなか染まらない…ってことになりやすいんです。
そのため、色落ちが激しい・変な色になっていくと思ったらまずはシャンプーを変えてみることを考えてみるようにしましょう。

市販のシャンプーではなく、利尻ヘアカラーシャンプーが一番相性が良いです。
注意点② コテ(アイロン)やドライヤーも実は利尻ヘアカラーの変色の原因
また、アイロンなどのコテやドライヤーを使うこと、これも実は利尻ヘアカラーの色落ちや変色に繋がる原因の1つ。
髪を過度に温めてしまうことで乾燥して傷みやすくなるだけではなく、熱によって染料が壊れやすくなってしまい、その結果変な色に退色していくことも…
そうならないためにも、ドライヤーをかける前はタオルドライである程度水気を切ったうえで髪との距離を離して散らすように温風を当てるようすることが大切です。
そしてアイロンなどのコテを使う時は、なるべく低温で行うようにしましょうね。
注意点③ 利尻ヘアカラートリートメントの色をどう選ぶかも重要なポイント
その上で利尻ヘアカラーのカラーバリエーションから、自分に合った色を選べば完璧!
最初の方でもお話しましたが、カラートリートメントの色の抜け方は人によって違います。
人による色落ちの特徴
①赤色が抜けやすいひと ⇒ 緑色に見えやすくなる
②黄色が抜けやすいひと ⇒ 青色に見えやすくなる
③青色が抜けやすいひと ⇒ 赤色に見えやすくなる
上記のような色に見えやすくなります。
だからこそ、例えば赤色が抜けやすいのであれば赤みの強いダークブラウンやブラウンを、青色が抜けやすいのであればブラックを…というように利尻ヘアカラーの色を選ぶようにすることも大切ですよ。
利尻ヘアカラートリートメントの注意点まとめ
このページのまとめ
・利尻ヘアカラーを使うことだけで「緑色」に染まることはない
・3色(赤、青、黄色)で色を作っているので色落ちすることで違う色に見えてしまう
・ヘアカラーを美容院で行なうときは、ヘアカラートリートメントの使用を控える
・色落ちは市販のシャンプーやドライヤー使用などが原因の可能性もある
「利尻ヘアカラーは緑に染まる!だから使うのを避けるべきだ!」
なんて噂がありますが、利尻ヘアカラーだけで髪を染めるのであれば、そこまで気になることはありませんし、むしろキレイな髪色を維持できることが分かりました。

利尻ヘアカラートリートメントとの相性を意識しましょう!
ただし、美容院でのヘアカラーやパーマと言った薬剤を使うことで緑などの色に変色してしまうのも事実です。
だから「緑に染まる」噂って半分本当で半分ウソって言いきれますし、自分のライフスタイルに合わせて、利尻ヘアカラーをどう使っていくかを考えるようにしましょうね。
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