「タバコを吸えば、白髪が増えやすくなる」
この記事にたどり着いた方は、きっとこんな『噂』の真相が気になった方のはず。
それに、タバコをやめたからと言って白髪がなくなるの?なんて疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。
百害あって一利なし。
体に害なのはわかってるから『辞めるが吉』だとは思うけど、本当にタバコが白髪の増加に一役買っているのかも気になる。
そんな疑問を抱いている人に向けてタバコと白髪の関係性についてまとめました。
禁煙したいけどなかなかきっかけを見いだせない。
話のネタにもなるこの話題について今回は徹底解説しちゃいます。
目次
なぜそう言い切れる!?白髪とタバコの意外な関係性

最初に結論から先に言ってしまうと、タバコと白髪って思っていた以上に密接に関わっているんです。
それこそ、お医者さんに白髪の相談をすれば『まず禁煙しろ』と言われるほどに。
でも、その理由ってあんまりピンとこない方も多いはず。
そこでまず白髪とタバコの関係性についてお話していきましょう。
白髪発生のキーポイントはズバリ『血行不良』
タバコが白髪の原因となるカギとなるのはコレ!
早い話、タバコを吸う→血流が悪くなる→白髪が増えるってワケです。
というのも、私たちの髪の毛は血液によって頭皮に栄養が行き渡り、髪を作ったり髪に色を付けたりしています。
それほど髪って血流と深くかかわっているんですが、タバコに含まれるニコチンが血管収縮作用を引き起こしてしまい、血流が悪くなって必要な栄養が運ばれずその結果白髪が増えるってことに繋がってしまうんです。
だからこそ、吸うと妙に興奮したり息が上がったりしやすくなっていくタバコって、かなり髪の毛にも影響を与えることにつながると言えるんですよ。
白髪増加に一役買うタバコの本当の姿
し・か・も!
体内に入ったニコチンは基本的に毒として体が認知するもの。
そのため、喫煙化の体の中ではビタミンでニコチンと戦おうとしてしまい、大量なビタミン不足が起きてしまいます。
もっと言うと、この時に消費されるビタミンは健康な黒髪(地毛)を育てるうえで欠かせない成分の一つで、不足すると黒髪の元になる色素(メラニン)が作られなくなります。
その結果、生えてきた髪が色素の無い白髪になる…ってワケです。
また、タバコには一酸化炭素も含まれており、体内に取り込まれることでちょっとした酸欠状態になることもしばしば。
そのため、髪を作る機関(メラニン)にも酸素が行き渡らなくなり、当然色素の無い白髪へとつながってしまいます。
そう考えるとタバコって身体の中だけじゃなく、見た目にも大きく影響することが多いと言えるのではないでしょうか。
とはいえ、タバコが原因で白髪が増えるなんてことはよっぽどのこと
ただここで一つ覚えておいてほしいのが、タバコを吸い続けたからと言って白髪がどんどん増えていくわけではないこと。
確かに上でお話したように白髪が増える原因はごろごろと転がっているんすが、何もタバコを吸う人全員が白髪染めしているわけではないですよね。
周りを見てみるとわかるように、愛煙家の方でも白髪の無い地毛の髪色で過ごしている人も多いですし。
つまり、タバコは直接的な原因となることはありますが、同時によっぽど吸う本数が多くない限りはよっぽどのことか遺伝かってことになるわけです。

加熱式タバコも同様に白髪発生につながる?

そこでちょっと気になるのが、「加熱式タバコ」ですよね。
ニコチンも少ないし煙もそこまで気にしなくていいからと、紙タバコからアイコスやgloなどに切り替える人も増えてきてはいますが、このような加熱式タバコも白髪の原因となるのか気になるトコロ。
実際は白髪の原因に繋がるのか、一緒に見ていきましょう。
ぶっちゃけ紙タバコよりは白髪になりにくいってだけ
結論から言うとコレ!
確かに電子タバコは紙タバコに比べて上であげたタール、一酸化炭素などの発生量が少ないから白髪の増加につながりにくいものではあります。
でも、全くないわけではないので、どうしても白髪増加の引き金になってしまうこともあるんですよ。
ただ、白髪以外の発がん性などの危険性については、やっぱり加熱式タバコの方が安全なので、『紙タバコ>加熱式タバコ』なんて捉えておくといいかもしれませんね。
ココだけの話ニコチンの量は変わらない
ただ、一つ覚えておいて欲しいのがココです。
確かに加熱式タバコのパッケージを見てみると、ニコチンの表記がないことがほとんどなんですが、実は加熱式タバコのニコチン量って意外に多いんです。
加熱式タバコの種類 |
ニコチンの量 |
【参考】紙タバコ(10mg) |
1.0mg程度 |
【参考】紙タバコ(6mg) |
0.5mg程度 |
アイコス |
1.32mg程度 |
glo |
0.46mg程度 |
プルームテック |
0.02mg程度 |
こうして見てみるとわかるように、ニコチンの量って紙タバコも加熱式タバコもほとんど量に変わりがありません(プルームテックは別みたいですが)。
と言うことは…加熱式タバコも、白髪増加の可能性があるってことになります。
そう考えると、紙タバコだろうが加熱式タバコだろうが白髪が増えるきっかけに繋がってしまうと覚えておくといいですね。

タバコをやめれば白髪は治るものなの?気になるその真相にメスを入れろ!

さて、ここまででタバコと白髪の関係性についてあれこれお話してきましたが、読んでみて「白髪が気になるしタバコにも未練はないからやめようかな」なんて思った方もいるとは思います…が!
実際にタバコをやめたところで白髪が生えなくなる…なんて起きるのか気になりませんか?
そこで最後に、そんな疑問にメスを入れていこうと思います。
タバコが原因でも生えた白髪は元には戻らない
まあ結論からズバッと言ってしまいますが、現代医学では『生えてしまった白髪』は元に戻ることはありません。
というのも、髪の毛って根元(毛根)は髪の毛を作ったり色素を作ったりとあくせく働いているんですが、すでに生えてしまった部分にはそのような働きがありません。
早い話、伸びた髪の毛はすでに死んでいるってワケです。
ただ、髪の毛って皆さんが気づかないうちに抜けていたり、また生え変わったりするものでもあるので、元々白髪の部分が黒髪に戻ると言うこともよくあります。
そのため、白髪をなくすためにタバコを辞めるってことは結果的に『白髪の進行を抑える』と考えておくといいかもしれませんね。

まとめ
最後にもう一度だけ言います。
「タバコは白髪増加にも大きくかかわり、アナタの『老け』を促進させてしまいます!」
確かにタバコは百害あって一利なし。
体に悪いことは重々承知していたけど、まさか見た目にも影響するとは思ってもいなかったと思います。
その1本がアナタの白髪を1本作る。
なんて考えてゾッとした方は、禁煙外来にかかることも視野に入れつつ、タバコを辞めることを考えてみてはどうでしょうか。
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